消して リライトして 下らない超幻想 忘られぬ存在感を  平成19年8月4日作成

 あるサイトで公開されている個人製作のゲームのシナリオが理解しづらいということで話題になった。
 こういう↓ものである。

 赤い下線が引いてあるのは特に理解しづらい箇所であるらしい。
 わたしはこれをリライトし、理解しやすく記述してみようと試みた。
 以下が、わたしが上の画像の文章をリライトしたものである。感想はここの掲示板までよろしくお願いします。
 他の話はここで読めますよ。

ここはどこかの大陸…と言いたいところだが、実際は小さな列島だ。
平和でのどかな暮らしを人々は営んでいたが、島に生息するモンスターがそれを脅かしていた。
その現状を見過ごせず、自らモンスターを退治する者がいた。名は、「正男」という。
彼は、並みでない力を持つ超人だ。
しかし、常にその力を発揮することはせず、自宅ではのんびり過ごしている。
そしてこの自宅から彼の大冒険が始まる。

―西暦二千六年八月 正男の家―

「今日も暇だなぁ…」
正男は寝転がって呟いた。
動物愛護法により、モンスターとて街に入り込まない限りは勝手に狩猟したり捕獲したりしてはならないのである。
まして殺生などご法度、仕事は一月に数回入れば良い程だ。
仕事のない日が続き、正男は暇を持て余していた。
弟の浩二が部屋に入ってきた。部屋は共用だ。
狭いアパートの一室に同居しているのである。
「兄貴、仕事が無いからって露骨に暇そうにするなよ。ニュースでも見たらどうだ」
怠惰に暮らしている兄を見ていて浩二は嫌な思いがしていた。
ニュースでも見て刺激になれば良いと思ったのだ。

弟が点けたテレビに、正男は面倒くさそうに顔を向けた。
ちょうど、番組の途中で臨時ニュースが入ったようだ。
「番組の途中ですが、臨時ニュースです。
今日の午後零時頃、東京の渋谷区で不審な集団が暴動を起こしました。
五名以上の死傷者が出た模様です。
直ちに警察と特殊部隊が渋谷区に向けて出動しましたが、戦車やヘリコプターを操縦する者もおり、予想以上の激しい戦闘になりました。
交戦中に、六十名以上の軍服を着た集団が加わり、未知の生き物も出現しました。
この戦闘の結果、パトカー十台が損壊し、二十名以上の死傷者が出たと推測されます。
阿部首相は渋谷区の暴動を「テロ」と断定し、臨時閣議を招集しました」

正男は激しく、テレビのスイッチを切った。あまりの非道に耐えられなかったのだ。
死んだ魚のようだった正男の眼に光が宿っていた。
「全く…酷いことをする。こんな暴動を起こすような奴等、遭ったら殺してやりたいよ」
表現は物騒だが、そのくらい、正男は今のニュースに心を動かされたのだ。
「そうだな」
浩二はうなずいた。闘争を好む兄の気質を理解していたからである。

耳をつんざく程の爆音が轟いた。

「何だ!」
とっさに正男が窓を開けると、遠くの市街地に、灰色の煙が立っているのが見えた。
先ほどの爆音はそこで発生したものだろうか。
「どういうことだ!…浩二!」
浩二は、兄の傍らに駆け寄り、窓の外を見た。
「あそこに煙が立っているのが見えるだろう、俺は少し様子を見てくるから、留守番を頼む」
兄が何を言っているのか、浩二には、一瞬理解ができなかった。
「何でだよ…?」
危険な場所にわざわざ出向こうというのか。
「兄の言うことに逆らうのか?」
普段とはうって変わった、恐ろしい剣幕で兄が怒鳴った。
「わ…分かったよ」
「では行ってくる」
弱々しく浩二はうなずいた。止める間もなく意気揚々と正男は部屋を出て行った。

これが、正男の大冒険の始まりのあらましである。
どんな激しい出来事が待っているか、未だ彼は知らない。
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